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村上かつらブログ

特撮博物館 @東京現代美術館

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あぶない、見逃すところだった!



朝イチ、弾丸で、行ってきました。特撮展。




作り手が熱いなら、受け手も熱いジャンルです。
とにかく、列が遅々として進まないw。




「できればここに佇んで、いつまでも見ていたい」人たちの大渋滞。





小松崎茂先生の筆致を、

メカゴジラ2のウレタンの皺を、

横浜赤レンガ倉庫の屋根の継ぎ目を、


つんのめって、入り込んで、見ていたら、
10時に入館したのが、あっという間に14時になっていた!
(これでも弾丸なのだ!)




とにかく、館内の「構成」が素晴らしかった。

わたしのように、特撮に明るくない者でも、
徐々に気持ちがあたたまっていく親切設計。



順路に沿って振り返ってみる。




■ ■ ■ ■ ■




原点1 人造

原点2 超人



ポスターやデザイン画、模型の展示が中心のコーナー。
正直、わたしの知らない時代の作品ばかりで、
ただただ、会場の雰囲気を味わうしかない。





■力


このあたりからミニチュアが出てきます。
「原点1・2」で取り上げた、ヒーロー、武器、メカに代わり
それらの背景となって、リアリティの部分を支えてきた、
家屋やビル、電柱、旅客機やヘリなど。

萌えます。





映画「巨神兵東京にあらわる」


上映時間9分03秒の中に、
昭和平成の時代に培われてきた往年の特撮技術と
最新の技術を組み合わせた、”大スペクタクル特撮映画”
    (図録?「巨神兵東京にあらわる」より抜粋)


9分があっという間。
このあとの「種明かし」を楽しみに
いろいろ想像しながら観るとたのしいかも。





軌跡


「巨神兵東京にあらわる」の軌跡です。
ラフ原画、画コンテ、設定デザイン、ひな形など。

鑑賞直後だけに大興奮!





■ ■ ■ ■ ■





このあと、ぐる~~っとまわって、二階から一階へ降りるのだけど、
音声ガイドより、この移動に合わせた尺で、尾上克郎氏の解説が入る。
こういうサービス精神がいちいちすごい。





特撮美術倉庫


東宝撮影所内にあったといわれる、倉庫の一部を再現。
怪獣少年たちが、「一度は入ってみたかった!!」という夢の場所。

展示物の一部が、図録にも収められていますが、
この空気感ばかりは、ぜひとも体感していただきたい。

出口付近に、「巨神兵」に出てきた、
あの「犬」の模型がいたような気がするのですが、
あまりにも無造作に置いてあったんで、気のせいかもしれません。
よかったら確かめてみてください。





■ ■ ■ ■ ■





美術倉庫を出たら、自然光の下に広がる、都心部ミニチュア装飾。
このセクションで、いよいよ特撮展も最後か・・・、と思い、
撮影の人だかりを横目に、順路に沿って進む。

よし、並ぶぞー!最後尾はどこ??
と、張り切っていたら、




つきあたりに、大きな白黒写真。




写っているのは、東京タワーと、モスラと、・・・あっ!!




特撮の父


このタイミングで、まさかの原点ふたたび、円谷英二氏のコーナー。

すかさず、音声ガイドから、

「怪獣大戦争マーチ」が流れてきて、

もうね、ここは泣かざるを得ない。




音声ガイドと結託して、いろいろ、やってくれるなあ(涙)





■技


特殊美術におけるデザイン画や図面、造形をはじめ、

・機電(着ぐるみやミニチュアに電飾を施す仕事)
・木工(木材からミニチュアや撮影セットを作る仕事)
・板金(薄い金属を加工する仕事。)

など、より細分化された、職人の手仕事を紹介。





■研究


これぞ特撮の醍醐味。
「巨神兵東京にあらわる」の種明かしも。

・強遠近法ミニチュアセット
・天地逆転セット
・オプチカル合成の仕組み

など、デジタルが存在しない時代の先人たちの創意工夫が体感できる。

特撮を「通った・通らない」を越えて、純粋に、「仕事」に胸を打たれる。
このあたりではもう、マニアも門外漢もみな友達w。





感謝


最後の最後に用意されたこの場所は・・・??

まるで、誰か(館長?)の部屋、というか脳内?に迷いこんだような、
不思議な感覚。



まず、入って左手に、いわゆる既製品、
「おもちゃ」がずらりと展示されている。



スクリーン、ブラウン管を飛び出し、
おもちゃとなって増殖したヒーローたちが、子どもたちの手に。
正義と勇気を宿して。



つづく3台のモニターには、いつか観た名場面がエンドレスで流れている。



先人の偉業を追いかけて、最後にたどり着いた場所には「おもちゃとテレビ」。

そう、それがすべての始まりだった。
遠い少年の日の、自分の部屋に帰ってきたのだ。



あの頃の自分と、今の自分。
それをつなぐもののひとつに、特撮があるのなら、ここは、
それぞれが、思い思いに、胸の奥でありがとうを言うための場所だ。





■特撮スタジオ・ミニチュアステージ


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誰が撮っても、うっかり、秋晴れの東京にみえる。


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二冊セットの図録は、「今日の記念に・・・」というレベルを超えた出来!!




Hくん、チケットたくさん送ってくれてありがとう☆
特撮好き親戚、特撮好きアシさん(の彼氏さん)とシェアしました。
約束の、長文感想メール、このブログにかえさせていただきます・・・!






  1. 2012/10/05(金) 18:27:24|
  2. 映画・展覧会
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