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村上かつらブログ

口のなかの話


脱稿した翌日、かかりつけの歯科に行ってきた。
脱稿したその朝から、冷たいものがしみるのだ。



診療台に横になって口をあけたら、先生がひとこと、
「短期間に強いストレスを受けましたか?」



先月末にはなかったヒビが、左右の歯(1本づつ)に入っているらしい。
睡眠時の歯ぎしりではなく、集中して作業した結果のようだ。
冷たいものがしみるのは、ヒビが入った歯の歯茎だった。



思い当たるふしはある。
ネームが難航して、5月は、
普段の3分の2くらいの日数で
作画をするはめになってしまった(自業自得)。



明け方4時5時まで、
起きている時間は、ぶっとおしで机にかじりついて作業した。
一時間単位のスケジュール表を作って、
ロボットのように規則正しく漫画を描き続けた。
週刊連載以来だ。



せっかくなので、毎日、
起きた時間、作業内容、食べたものまで全て記録して暮らした。
そうしたら、不思議なもので、
記録すること自体が楽しくなって、
ストレス(遊びたーい、家からでたーい、など)を感じることなく、
淡々と10日が過ぎた。



・・・と思っていたのは心だけで、じつは、身体のほうは、
思っていたよりストレスを受けていたんだな~。
おどろいた。



■ ■ ■ ■ ■



この歯科では、ことあるごとに写真を撮って、それをモニターに映しながら
治療の概要や、進捗状況を説明をしてくれる。
(今では普通のことなのかもしれないけど、
 わたしが子供の頃は、こんなのなかったよ!)。



問題の歯の画像を見せてもらったら、さすがに、
建物の外壁に入るような「ひび割れ」ではなかったけれど、
歯の表面に一本、スッと透明の線が見えた。



先生は、口の中を見ただけで、
血圧や内蔵のことまでずばり当てるので、
わたしはいま、親知らず問題や噛み合わせなど、
このクリニックにまるごとおまかせして、
人生の後半戦に向けて、口の中のインフラ整備を進めている。



「歯と歯が当たりすぎる部分を少し削って、微調整しますが、
 場合によってはマウスピースを装着したほうがいいかもしれません。」



えー!
こんなひょなひょな絵なのに、じつは、
マウスピースをこさえて、歯を食いしばって描いてるなんて、笑える・・・
ていうか、いやだ・・・



というわけで、あまり根を詰めなくていいように、
余裕をもったスケジュールで仕事をしようと
つくづく反省したのでした。




(大げさに書いていますが、
 月刊連載1本は、プロの仕事量としてはきわめて少なく、
 要は「ネームが遅い&作画の手が遅い」、による自業自得コンボです。
 なおさら反省。。。)




DSCF3157_convert_20120605175435.jpg



      本文と関係ないけど
      ITOYAの付箋売り場でみつけた、赤塚キャラふせん。
      BSのドラマ「赤塚不二夫と二人の妻」の再放送(だよね?)をみて、
      あらためて、赤塚先生のキャラクターが持つチャーミングっぷりに納得。

      提出物に、「ごめん」って一筆添えなきゃならないときは、
      この付箋を使おうかな。。。
      (吉と出るか凶と出るか。。。)




  1. 2012/06/03(日) 19:29:56|
  2. その他
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