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村上かつらブログ

怖がる力?

先日、この日記の、
「放射能観の一致・不一致」というテーマで、

「ミネラルウォーターで作ったカップラーメンしか食べたくない。」

という発言でご登場いただいた、同業者の○さんが、



「最近、息苦しくなってきてね・・・」
「えっ!?」
「ずっと、換気をしていないからね。エアコンもつけてないし。」
「ええーー!」(やばい、わたし、窓を開けまくっている!)
「だから、湿気がすごいんだよ。」



○さんは、外出から戻ったら、
玄関脇で服を脱いでビニール袋に入れ、その口を結び、
そのままバスルームへ直行して除染(シャワー)を行い、
禊をすませてからしか、リビングには入らないそうだ。



いま、人様の「対放射能」ライフスタイルに強い関心を寄せているわたしだが、
○さんの話は、自分のずぼらさ加減を思い知らされて、いつも勉強になる。



「やっぱ、漫画家は、放射能を怖がってる人多いよ。
 良くも悪くも、目に見えないものを畏れる力が強いんだろうね。」





それは・・・想像力?



だとしたら、わたしの危機管理能力の中途半端さは、
漫画家としての中途半端さを、みごとに反映しているなあ。





■ ■ ■ ■ ■




という、上の文章は4月に書いたものです。
書きかけのまま仕舞い込んで、そのまま忘れていました。
冒頭の○さんに、書いていいですかって?聞けたので、アップしました。
(※現在はカップラーメンではなく、
  シリコンスチーマーを使って、少量の水での麺類の調理を実践されているそうな。目から鱗。)



以前のブログで、
一番怖いのは、「慣れ」じゃないかと書いたけれど、
最近、それよりもっと怖いのは、目に見えない同調圧力のような気がします。
どこに住んでいようと、東京だろうと九州だろうと、
この非常事態を「怖い」と感じることは自由なはずなのに、
今、それを表現すること(装備など)は、少々勇気が要るのはなぜだろう。



わたしは今、外出時はわりとしっかり露出を抑えています。
別にめんどくさくはないし、恥ずかしくもない。






東京は、今日も雨。




自分の価値観を押し付けたり、
やみくもに人を怖がらせるようなことを言うのは好きではないけど、
いま、ここを見てくれているあなたに、雨にぬれてほしくない。
なにが降っているのか、もはやわかったものではないから。






街路樹の木々や、見知らぬ家のプランターに咲く花が
雨に濡れてきらきらしているのを見ると、苦しくなる。
以前は、こんな景色が大好きだった。


濡れそぼった猫が通りを横切る。
とっ!と塀にのぼってこちらを振り返る。
彼らは何も知らない。本当に何も知らない。
それが悔しい。






命が まんべんなく汚されていく。


わたしたちは、
どんでもないことをしてしまったのではないか。






DSCF9393_convert_20110616204919.jpg

 気休めの使い捨てマスクだけど。。。
 暑くなってきたので、
 ミントやブラックペッパーを調合したアロマをひと吹き。快適。   
   

  1. 2011/06/17(金) 11:14:12|
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