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村上かつらブログ

行動が、思いを定める

依然として安定しない福島原発。


そんな中で、まるで金銭感覚や宗教観のように、

「放射能観(?)」の一致・不一致 を感じる今日この頃なのです。



「外食はもとより、自炊さえ不安。
 ミネラルウォーターで作ったカップ麺しか食べていない。」

という人の話を聞けば驚き、

一方で、風が強い日など、
マスク+メガネ(普段はかけない)+帽子の、完全武装して待ち合わせ場所に出向いたとき、
相手が軽やかなスプリングコートにピンヒールだったりすると、
ちょっぴり損したような、気恥ずかしさを感じてしまう。


というわけで、いま、人に会うたび、いろいろ考えさせられる。
思いがけない人が、用心深かったり、逆にいいかげんだったり。
(もちろん、その度合いが家族構成と深く関係することは言うまでもない。)



■ ■ ■ ■ ■



先日、7年ぶりに再会した友人に、


「行動が、思いを定める、だよ。

 (先月の)12日の時点で東京を離れなかった人間は、
 いよいよという時まで、放射能と共存していくことを無意識に選んでしまっているんだ。」



と言われてどきりとした。

彼は、この状況で日本に残っている、フランス人だ。


茹で蛙。
わたしたちは、東京での日常を延長することと引き換えに、
どこかに正常な感覚を置いてきてしまったような気もする。



■ ■ ■ ■ ■



ガイガーカウンター、幾らなら買う?
という話題になった。

「2万!」という声が出て、わたしも!と思った。
ある程度普及して、2万くらいまで下がったら、持っておいてもいいかなあ、と。


そう思って、ふと、
国民が普通に、携帯電話のように、ガイガーカウンターを持ち歩く光景って、
よその国の人がドキュメンタリー番組か何かで観たら、かなり異常だよなあ、と思った。


わたしたちは、ガイガーカウンターを持つ方の人生を選ぼうとしている。

子供の頃には、予想だにしなかった人生が、始まろうとしている。



■ ■ ■ ■ ■



放射能観が一致しようと、一致しまいと、
安全厨と呼ばれようと不安厨と呼ばれようと、
ほんとは、東京に残っている者どうし、大差はない。


「ミネラルウォーターしか飲まない」VS「水道水でも気にしない」
の対立構造ではないんだ。



「ミネラルウォーターしか飲まない」という戦い方で、東京に残留していること。

「水道水でも気にしない」という考え方で、東京に残留していること。



わたしたちは、ちいさな島国の、運命共同体だ。



■ ■ ■ ■ ■



この先、きっと、もっと、いろんなことに慣れていく。
ほっといても、基準は自分で下げていく。
それが一番怖いんだ。




てなことを、人と会うなかで、だんだん、思うようになってきたのでした。




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                          野菜もりもり!






  1. 2011/04/18(月) 23:11:37|
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