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村上かつらブログ

第29回 歌供養

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ご縁をいただいて、作曲家・船村徹先生の「歌供養」という
パーティに出席させていただきました。



出版社・漫画家のパーティでは、
そろそろ肩身が狭くて、どうにも居づらいのだけれど、
別の業界・・・芸能界・政界・文壇・マスコミ、などなど、
第一線でご活躍されてきた大御所の集まるこのパーティでは、
自分は、ただただ、有名人を遠目に見てはしゃぐだけの、
吹けば飛ぶような若造(若くないけど!)でしかなく、
なんというか、気が楽です。



■ ■ ■



はじめて、この歌供養に出席させていただいたのは、6年前かな。
驚きました。



パーティ会場とは別のスペースに、祭壇が組まれ、
列席者は一輪づつ、菊の花を受け取ります。
船村先生は「施主」と紹介されて登壇され、
先生のご生家のある栃木県から、導師さまがいらして、お経をあげます。
われわれは祭壇に花を手向け、静かに手を合わせます。
まるで告別式のよう。



そう、「歌供養」の「歌」とは、
ヒット曲の陰で、世に出ることなく、お蔵入りとなった楽曲のことなのでした。
そんな楽曲達を弔う、年に一度(今年で29回目だそうです)の式典が、
この「歌供養」なのです。



先生の、楽曲への深い愛に驚愕するとともに、
引き合いに出すのも憚られますが、つい、
自分、没ネームどうしてるっけ?と、しばし考えをめぐらせます。


机の・・・引き出しに・・・放置したまま・・・


いつかまた別の機会に、と、思ったまま、生かすでも殺すでもなく、眠っています。
成仏できていません。



■ ■ ■



一流の人と、わたしのような凡人と、なにが違うのかなって、
圧倒的に、エネルギー量みたいなのが違う。
その出し惜しみなさ加減が違う。
ぜんぜん違う。



そのエネルギーの正体って、
ひとことで言うなら、「愛」。

泥臭く言い換えるなら、「執着」。



この「歌供養」は、楽曲だけでなく、太平洋で戦死した先生のお兄様と、
26歳の若さで亡くなった盟友・作詞家の高野公男氏の供養の式典でもあります。



死に別れた親友を、58年間、変わらず想い続ける心は、どんなに強いだろう。
辛い記憶は、薄めて薄めて、忘れて、それが生きる知恵だと言う人もいるのに。



■ ■ ■



「執着」は磁場をつくり、人の心を惹き付ける。演歌との相性よすぎ。
(;;)



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  1. 2013/06/13(木) 16:32:27|
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