いつも「ラッキー」を応援していただいております、
宮脇書店帯広店さんより、
店内のディスプレイ写真を送っていただきました。
・・・これはうれしい!

↑ ↑ ↑
その中に、ぬいぐるみのラッキーをみつけて、感激です・・・☆
か、かわいい〜〜〜
(どこにいるかわかるかな??)

よくぞ、このかたちのモコモコぬいぐるみを見つけて下さったなあと思います。
(当時、作画モデルにするために探していたので・・・)
■ ■ ■
ラッキーのモデルは、SONYの「AIBO(アイボ)」ですよね?
と、当時よく聞かれましたが、
実は、バンダイの「プリモプエル」という赤ちゃん人形を、
かなり参考にさせてもらっていました。
もう7年以上前のことになるので、
何の記事で読んだのか忘れましたが、
プリモプエルには架空の幼稚園(プリモプエルようちえん)があり、
別売りの園服を買って登録すると、バンダイの社屋での、入園式に参加できるそうです。
わたしが、「おお!?」と思ったのが、
入学式でのイベントの中に、
身体測定 があったことです。
その時は、
「既成の人形の背丈・・・を!?」って、思ってしまったのだけど(ごめん)、
徹底して、プリモを「人間の子供」として扱うメーカーの姿勢に、ハッとさせられました。
さすがバンダイ、世界観を売る企業。
というわけで、
メーカー側が、犬ロボを徹底的に「犬」扱いしたイベントを開催する、
というイベントは、この、プリモようちえんの身体検査からきています。
ほかにも、ネットからプリモプエルのパパ&ママ(ユーザー)の声を拾って、
アニマルセラピー、ロボットセラピーの存在を知り、
ラッキーは介護ロボットとして改良されていったのでした。
■ ■ ■
こんなことを思い出したのも、つい最近、
ラッキーを数年ぶりに読み返したからなんです。
自分の絵というのは、やっぱり、つらくて、
読むと、「ここも、ここも、描き直したい・・・」とか思ってしまうので、
昔描いた漫画はなかなか手に取る勇気が出ません。
宮脇書店帯広店さんのおかげで、
ふたたびじっくり読み返すきっかけになりました。
感謝です。
(^^)
まさか2013年に、こんな画像を載せることができるなんて。しあわせだなあ。
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- 2013/05/27(月) 17:41:02|
- 【ラッキー】
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最終回の原稿を描き終えてから、5年。
今でも、「ラッキーを描いて下さい」と、
頼まれることがあります。
いつもいつも、
「この子が最後のラッキーになるかも・・・!」
と思いながら、気合いを入れて描いていますが、
今回、思いがけずたくさんのラッキーを
描かせていただく機会に恵まれました。
というのもですね、なんと
宮脇書店・帯広店さんにて、
発売から今日まで、
777冊のラッキーを、お買い上げいただいたそうです。 777冊って、すごいです!
書店さんでの平積みが、ひと山、10〜20冊?として、
いったいそれが何セットできるん!? と考えると、わたしには、身に余る数字です。
それで、その記念&御礼に、せんえつながら、
サインとイラストを描かせていただくことに、なったわけです。
嬉しいことです。

最初に、この「777冊フェア」のサイン色紙の依頼を受けたとき、
宮脇書店・帯広店様宛と聞いて、ハッとしました。
過去にも一度、色紙を描かせていただいた書店さんだ! と、
すぐに思い当たりました。
担当編集氏から、電話での依頼だったので、
漢字を間違わないように、念のためgoogleで検索しました。
そこで、宮脇書店・帯広店さんのトップページに、
ラッキーのことが書いてあるのを見つけて驚きました。
そして、最後の一行をみて、
「しまった!!!」と、思いました。

あの色紙を・・・!!!
うわあ
ごめんなさい・・・・・・・
http://katsuramurakami.blog133.fc2.com/blog-date-201107-1.html言い訳になるかもしれませんが、
2011年、夏、
大ヒット漫画「星守る犬」の映画化に、なぜか便乗して(ありがたや〜)
ラッキーも、少しだけ、一緒に書店さんに並べていただいたりしたのでした。
そんな中で、宮脇書店・帯広店さん宛の色紙の依頼を受け、
せっかくなので、
「どこの書店に行っても、判で押したように同じ色紙」、にはならないように、
「2011年の夏!今!now!描いたもの」であること、
特別な一枚であること、をアピールしたつもりでした。
まさか、その後も、色紙を飾っていただいているとは夢にも思わず・・・
ごめんなさい。
本当に、ごめんなさい。
2011年夏、誠意をこめて描いた「今・now」が
2年経って、ほんのり寒い自虐ギャグとして晒されていることが
恥ずかしいのではないのです。
「ラッキー」が、どういう流れでお客さまの手に取っていただいていたのか、
想像力不足だったことが、この一枚に集約されていて、情けないのです。
■ ■ ■
「ラッキー」は、ほっておけば、誰ひとり知らない漫画のままでした。
2ヶ月に1度の「増刊」号で細々と連載され、
作者のわたしは無名の漫画家。
メディアミックスされたわけでもない。
著名人の権威を帯に巻いてるわけでもない。
そんな漫画が、一店舗で、777冊も買っていただけたのは、
もう、100パーセント、
「営業さん、書店員さんが、一冊一冊、売ってくださった」ということ、それに尽きます。
ほかの漫画の「ついで」というだけで、お財布から500円も出す人はいません。
営業さん、書店員さんの強い思いが、この漫画を、動かしてくださったのです。
自分の幼さと、想像力の欠如が、本当に恥ずかしいです。
777冊という数字、そして、5年という歳月。
ラッキーは幸せ者だな・・・
ありがとうございました。

描き直しました。
777の「キリ番」を踏んだ方にも、
(一方的に)色紙を贈らせていただきました。
(^^)
■ ■ ■
このタイミングで読んで、むちゃくちゃ共感&感動した漫画
松田奈緒子さんの「重版出来」 ←じゅうはんしゅったい、と読むよ!
読後、自作との向き合い方が、確実に変わった。
描くためのエネルギーになる一冊。

↑ Amazonから拝借した画像でなく、
思わず、自分で撮った自分の一冊をアップしたくなる。
そんな、特別な気持ちにさせてくれる、手間ひまかかった本。
読者(わたし)も、気持ちは、【チーム重版出来!】
- 2013/04/02(火) 17:52:31|
- 【ラッキー】
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